「新型コロナワクチン接種後はマスク無しでもOK?」専門家の見解

2021年3月9日時点では新型コロナのワクチンは日本国民全体に行き渡る量を確保できておらず、段階的なワクチン接種が始まっています。
全体に行き渡るには、まだまだ時間がかかりますが、「ワクチン接種後は一部制限はあるものの、基本的に普段の生活に戻っても良い」とアメリカ疾病予防管理センター(CDC)が発表しました。

People who are vaccinated can socialize together without masks, CDC says - The Verge

CDCの所長を務めるロシェル・ワレンスキー氏は記者会見で次のように語りました。
「現在、予防接種を受けた人々が大きなリスクを負うことなく、普段の生活を送れるような根拠となるデータが増えてきています」

続けて同氏は「たとえば、祖父母が予防接種を受けていれば、予防接種を受けていなくても、その他の家族が新型コロナの重症化リスクがない限り、祖父母のもとへ訪ねることが可能です」とも語っています。

つまり、離れた場所で暮らす高齢の家族がワクチン接種していれば、他の家族が重症化のリスクがない限り、会いに行っても良いとのことです。

このため、ワクチン接種後(ファイザー/モデルナのワクチンの場合は2週間経過)に次の条件に合致すれば、マスク無しで友人たちと会うことが可能になります。

■マスク無しで人と会える条件

  • 集まる場所にワクチン接種者しかいないこと
    (ただし、お店などではワクチン未接種の人がいる可能性があるため、マスクの着用は必須)
  • 集まる場所は室内のみ
    (公共の場所は上記の理由からマスクは必須)

ただし、ワクチンは完璧なものではなく、ワクチン接種をした人でも新型コロナの感染拡大をさせてしまうリスクは残っています。
このため、CDCでは不要不急の旅行については控えることを推奨しています。

ペンギン議長の一言

早急な新型コロナの収束を願うところですが、国民全体にワクチンが行き渡っていないので、しばらくかかりそうですね。
このため、しばらくの間は各自が感染拡大を防ぐ取り組みを続ける必要がありそうです。