絶滅危惧種のアザラシが本当にヤバい状況に陥る

「夏は暑く、冬は寒い」これは日本で当たり前の事実です。しかし、年々その寒暖差がとんでもないことになっていることに気が付いている人は意外と少ないと思います。
フィンランドに生息しているサイマーワモンアザラシは絶滅の危機に瀕していますが、ここ最近の気候変動で個体数を劇的に減らしてしまっているようです。

Can Finland's Saimaa seals survive climate change? - BBC News

2019年・2020年の冬はヨーロッパ史上、最も暖かい冬となりました。アザラシの中でも最も絶滅の危機に瀕している種の1つとされているサイマーワモンアザラシにとっては最も過酷の冬でした。

サイマーワモンアザラシは雪の吹き溜まりの中に巣を作って、子どもを育てる習性があります。しかし、フィンランドのサイマー湖周辺は平均気温を10度上回ってしまい、十分な雪が存在しないという自体になりました。

記事作成時点では世界自然保護基金が野生動物保護のボランティアの人たちがサイマーワモンアザラシの種を守るための活動を精力的に行っています。どんな活動をしているかは以下のムービーで確認できます。

Source Saimaa Ringed Seal – WWF

ペンギン議長の一言

今から20年以上前の夏や冬の平均気温を知ると今の気候がすさまじくなっていることに気が付きますよね。
この手の活動をしている人にとっては当然ではあっても、活動していない人にとっては気が付かないことなので、たまには環境問題に目を向けるのも良さそうですね。