Amazonの配送センターがコロナ感染拡大で業務停止を命じられる

2020年から始まったコロナ禍の影響で巣ごもり需要が高まる中で、インターネットショッピングサービスは必須な存在です。しかし、コロナ感染拡大の影響でAmazonの配送センターが閉鎖に追い込まれる自体になっており、収束の気配がなかなか見えてこない状況になっています。

Amazon ordered to temporarily close facility near Toronto due to increase in COVID-19 cases - The Verge

カナダの公衆衛生当局はトロント近郊にあるブランプトンの配送センター内での新型コロナの感染者数が増加していることから、同施設の業務を2021年3月27日まで停止することをAmazonに命じられました。当局によると、地域内での感染者数は減っている一方、配送センター内の感染者数が大幅に増加していることが理由のようです。

この地域で保健医療官を務めるロー博士は「ブランプトンの配送センターは何千人もの従業員を雇用しています。このため、これらの従業員と地域社会を守るためには早急な行動を取る必要があります」と語り、配送センターの業務停止が必要であるとしています。

これに対して、Amazonの広報担当のバウアー氏は「Amazonでは定期的に検査を行っており、感染拡大のリスクはありません」として、Amazonとしては抗議する姿勢を崩していません。しかし、地域社会の安全を守ることは重要であるとし、「今回の業務停止により、カナダのお客様に短期的な影響を与えることなりますが、迅速に回復するように努めます。」とも語りました。

Amazonの配送センターの業務停止はコロナ禍が発生してからは3例目です。また、最初に業務停止となった配送センターと2例目の停止まで9ヶ月ありましたが、今回は前回から約3ヶ月程度の期間で起きたということから新型コロナの収束にまだ時間かかりそうであることが伺えます。