ヘビに噛まれた男性がブチギレてしまい、逆にヘビを嚙み殺す事件が発生

仕事を終え、帰宅途中にヘビに噛まれた男性が「逆ギレ」し、ヘビを噛み殺すという「一風変わった復讐劇」がインドで発生したとのことです。なお、男性を噛んだヘビは毒蛇でしたが、命に別状はないそうです。

インド東部にあるオディシャ州のジャジプル県にある村に住むキショール・バドラさんは2021年8月11日に田んぼで作業していた帰りにヘビに足を噛まれてしまいました。バドラさんの足に嚙みついたヘビはアマガサヘビで致死率の高い猛毒を持っていることから、本来であれば、すぐに病院に行くのが得策です。しかし、バドラさんはヘビに噛まれたことに逆上し、自分を噛んだアマガサヘビを捕まえた後、ヘビが死ぬまで何度も噛みつき殺してしまいました。

バドラさんは当時を振り返り「昨晩、真っ暗な道を徒歩で帰宅していたとき、何かが私の足を噛みました。懐中電灯で見てみると、アマガサヘビが噛んだことがわかったので、イライラしてしまった私はヘビを捕まえたあと、何度も噛み付き、その場で殺してしまいました」と語っています。

バドラさんはその後、体調の変化は感じておらず「全く問題ない」と判断したそうですが、村人から病院に行くように勧められたとのこと。しかし、彼は地域の伝統医療を行っている人を訪ねただけで、特に解毒等の現代医療を受けなかったとしています。

ちなみに、インドは「ヘビに噛まれた死亡した事例」が世界で最も多いと言われており、年間で平均58000人もの人々が亡くなっています。パドラさんは問題なかったとのことですが、基本的にインドでヘビに噛まれた場合は致死性の毒を持っていることも多々あるので、病院で治療を受けることをオススメします。