ニューヨークの地下鉄で銃乱射事件が発生、10人死亡も犯人は未だ捕まらず

画像: Twitter (Will B. Wylde)

アメリカのニューヨーク州ブルックリン区にある地下鉄で(現地時間)2022年4月12日の朝のラッシュ時間に銃乱射事件が発生し、10人が死亡、12人以上が負傷するという非常に痛ましい事件が発生しました。なお、犯人はかなり用意周到に犯行計画していたようで、未だに犯人は逮捕できていないとのことです。

アメリカ当局によると、ブルックリンのサンセットパーク地区にある地下鉄「36丁目駅」で午前8時30分ごろに銃撃事件が発生したそうです。ニューヨーク市警で本部長を務めるキーチャント・スーウェル氏は「犯人は列車内で煙を充満させるための容器を開け、乗客の視界を奪った状態で車内および駅のプラットフォームで銃を発砲しました」と説明しています。

なお、銃を発砲した容疑者はガスマスクを着用していたため、顔は明らかになっていません。しかし、緑色の工事用のベースと灰色のフード付きのスウェットを着ていたことや、身長165センチメートルほどの黒人男性で太めの体格であったことが確認されています。

事件当時の駅の様子はSNS上に複数アップロードされており、TwitterのWill B. Wylde氏のツイートでは本人が事件当時に撮影した映像を投稿。このムービーでは電車が駅に到着した際に犯人に撃たれた乗客が逃げるように降りてくる様子、そして、その様子を見た人々がパニックになっている様子も確認することができます。

また、同氏の別の投稿では事件発生当時、犯人が銃撃を行っている車両の隣の車両で撮影されたムービーがアップロードされており、生々しい銃声とともに、犯人から離れようとしている乗客の様子を見て取ることができます。

なお、犯人は記事作成時点で逃走中であり、警察が行方を追っているとのこと。なお、警察は17時過ぎにキングス・ハイウェイで犯人が逃走に使用していたと思われる貨物用のバンを発見。また、同車両はレンタカーであり、犯人が車を借りた際に使用していたクレジットカードを特定しているため、このカードの持ち主の捜索に乗り出しているようです。