「現時点の健康リスクは低い」アメリカで620万人の新型コロナワクチンを接種者に対する影響調査を実施中

ファイザーやモデルナなどが作成した新型コロナウイルスmRNAワクチンを接種した620万人を対象に健康被害の有無を調査する大きなプロジェクトが開始されています。この調査は2023年までの約2年間かけて行われるそうですが、記事作成時点では「深刻な健康被害」は発生していないとこのことです。

このプロジェクトはアメリカ疾病予防管理センター(CDC)と同国の健康維持機構として知られるカイザーパーマネンテの合同研究でおこなわれているものです。この研究は2023年まで行われるとのことですが、記事作成時点における調査結果も報告しています。

今回のプロジェクトではmRNAワクチンに着目しており、カイザーパーマネンテが運営している地域の患者の記録情報を基に調査を行っています。今回発表されたデータは2020年12月~2021年6月26日までのものに基づいており、データによると「ワクチン接種後の最初の1週間で100万人のうち6.3人が心筋炎になるリスクがある」とのことです。

なお、研究チームは「新型コロナウイルスに感染して心筋炎になる」リスクと「新型コロナワクチンを接種して心筋炎になる」リスクを比較した場合に、前者の方がはるかに高いと判定しています。このため、記事作成時点の研究結果を第三者目線で見ると、ワクチン接種に伴うリスクは少ないとしています。

本研究では、ワクチン接種後に発生するとされる発作や心血管の問題、ベル麻痺多系統炎症性症候群などの23の健康影響に焦点を当てています。調査ではこれらの健康被害を該当する患者が「ワクチン接種前に発症していたのか」「ワクチン接種後に発症したのか」を慎重に調査しているとのことです。また、若年層で確認された心膜炎や心筋炎の事例も詳細に調査しており、12歳から39歳までの患者を対象とした34件の事例も挙げられています。