ウクライナは記事作成時点において、北大西洋条約機構(NATO)への加盟やウクライナ東部の一部地域を実効支配している親ロシア派の保護を名目としてロシアから侵攻を受けています。このため、ウクライナの多くの都市にロシア兵が侵入している状況。そんな中、都市内にいるロシア兵が多くの一般市民に詰め寄られてしまい、何もできずに戸惑う姿が目撃されてしまったとのことです。
一般市民に詰め寄られたロシア兵はウクライナ南東部にあるメリトポリ市を侵攻している部隊です。この部隊に対して、2022年3月2日に同市でデモ隊が結成され、一斉に抗議活動の標的となりました。
当然ながら大人数の市民に言い寄られる形となったロシア兵は戸惑うものの、何発か威嚇射撃を発砲しながら鎮圧を試みました。しかし、市民の勢いは威嚇射撃だけでは抑えられず、おのずと後退せざるを得ない状況になってしまったようです。実際の映像はTikTokのigorevich_9008が公開しているムービーで確認することができます。
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このムービーを見ると、デモ隊はロシア兵の威嚇射撃にも動じず「ウクライナに栄光あれ!」「死ね」と叫んでいました。目撃者によると、メリトポリ市の中心部にいた兵士たちはその後、士気が大きく下がってしまったためか、市街地から離れていったとのことです。
他のロシア兵はデモ隊の剣幕に負けてしまったのか、何もできずにただ後退するしかできなくなっている様子も撮影されています。侵攻中のウクライナで現地市民に強く出られない様子から、ロシア兵もまさか自身が戦争に駆り出されていることを直前まで知らされておらず、心の準備ができていなかったのかもしれません。
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