2021年3月時点で日本では「新型コロナの感染拡大防止」のために実施された2度目の緊急事態宣言が終わったものの、徐々に感染者数が上昇傾向にあります。この傾向は日本のみならず、どの国でも感染拡大対策と感染者数の増加具合を見ながら四苦八苦しているのが現状です。そんな中、ブラジルでは1日の感染者数が10万人を上回ったことが明らかになりました。
Brazil hits record 100,000 COVID-19 cases in a day - National | Globalnews.ca
2021年3月25日にブラジルでは新型コロナウイルスの1日の感染者数が10万158人となり、過去最多を更新しました。また、同日の死亡者数が2777人で、累計死者数が30万人を超える結果となりました。この累計死者数はアメリカに次ぐ2位に位置する人数です。
ブラジルでは「新型コロナウイルスの変異株」の出現や「ブラジル国内での感染対策やワクチン接種対応」で問題が多かったこともあり、毎週のように最多となる感染者数を記録していました。これによって、ブラジルの上院議員などからボルソナロ大統領に対する批判が強まっています。
後任候補としてはボルソナロ大統領の「中国とのワクチン交渉を行う」意向に従わず、アメリカからのコロナワクチン入手にこだわるエルネスト・アラウージョ外相を推す声が強まっているようです。ボルソナロ大統領はアラウージョ外相を後任とせず、むしろ辞任する可能性もあると見られており、ブラジルの今後の動向は要注目です。
