「Google独自SoC搭載」Google Pixel 6発表直前に価格情報がリークされる、意外な価格に「原価割れしてない?」との意見も

画像: Google ストア

2021年10月19日にGoogle製スマートフォンのPixel 6シリーズ(Google Pixel 6、Google Pixel 6 Pro)が発表される予定です。発売日自体は発表日と同じ日になるかは不明ですが、既にアメリカのスマートフォン販売店では価格情報がリークされているとのことです。

2021年10月19日に発表される予定の「Google Pixel 6」「Google Pixel 6 Pro」はGoogleが独自開発したSoCであるGoogle Tensor(テンソル)を搭載。AIに関連した処理に非常に強くなっていることが売りだそうで、カメラやマイクを使用した画像認識や音声認識関連の機能がより充実するとGoogleが説明しています。また、SoC自体の性能も高く、Geek Benchに投稿された情報ではシングルスレッド(記事作成時点でAndroidスマートフォン最速のSoC)Snapdragon 888に肉薄しているとの情報もあります。

そんなGoogle Pixel 6シリーズですが、発表前の時点にも関わらず、既にアメリカやイギリスのAmazon等では価格情報が既にリークされており、複数のTwitterユーザーの間で情報が共有されていました。TwitterユーザーのEvan Lei氏はアメリカのスマートフォンの販売店「Target」のGoogle Pixel 6シリーズの棚があることを発見し、そこに価格情報が記載されていることをツイート。ツイートによると、128GBストレージモデルのGoogle Pixel 6が599ドル(約68500円)、Google Pixel 6 Proが898ドル(約102800円)となっていました。他のユーザーも同一の価格をツイートしています。

仮にこの価格が事実とした場合、Googleは「Pixel 6」シリーズでは利益をほとんど得ずに「Pixelの市場シェアを獲得する目的で」非常に安い価格設定を行っているのではないかとの意見もあるようです。基本的に原価割れして商品を販売するケースは「新型ゲーム機の販売」でよく見られる手法です。ゲーム機は普及しないと、ゲームソフトがそもそも売れなくなるため、ゲーム機販売では多くの人に普及させるため、安い金額で提供する戦略を取っています。

Google Pixel 6では撮影した写真に写っている不要なオブジェクト(人や物)を削除する「マジックイレイザー」機能など、Google Tensorの性能を活かした機能が複数搭載される予定です。このスマートフォンの価格が本当に安価で発売されるのかは記事作成時点で不明ですが、Google Pixel 6がスマートフォンシェアの逆転現象を引き起こすかは要注目です。