2021年12月1日にデンマークのオールボーの町で一気に30センチメートルほど積もる大雪が降り、IKEAやその近隣の店舗で働く従業員およびそれらの店を訪れていた人々が家に帰れなくなってしまいました。そんな中、IKEAの従業員はIKEAの店舗を避難所として開放し、即席のお泊り会を開催したとのことです。
- Watch: Snowstorm leads to impromptu sleepover for 31 people at Denmark Ikea - UPI.com
- Trapped in Ikea: snowstorm in Denmark forces dozens to bed down in store | Denmark | The Guardian
- Ikea customers and staff sleep in store after snowstorm - BBC News
IKEAのオールボー店の責任者を務めるピーター・エルモスさんは「2021年12月1日の夜に大雪が降り、公共交通機関をはじめ、自動車が走れなくなったため(IKEAの従業員と顧客、近隣店舗の従業員と顧客あわせて)31人がオールボー店に宿泊しました」と語っており、身動きのとれなくなった人々を店舗に避難させて即席のお泊り会を開催したことを認めていました。
このお泊り会ではIKEAに宿泊した人々はテレビでクリスマス特番を見たり、サッカーの試合を観戦したり、トランプで遊んだり、快適に過ごせたとのこと。エルモスさんは「IKEAにはホットチョコレートや(デンマークのデザート料理)リサラマンデ、ペイストリーなどのデザートの他にソフトドリンク、コーヒー、ビールなども取り揃えているため、暖かく過ごすことができました」と述べています。
IKEAに宿泊した31人は1回のショールームで睡眠をとったそうで、同氏は「1階にはベッドやマットレス、ソファーベッドなどがあります。そこで各自、自分が寝たい場所で寝るようにしていました」と語っています。実際にIKEAのお泊り会の様子はYouTubeのGuardian Newsが公開しているムービーで確認することができます。
なお、翌日には車が走れる状態になったため、お泊り会はお開きになったそうです。