反ワクチン派の看護師に「新型コロナワクチン」ではなく「生理食塩水」を接種された人が8500人以上いる可能性が浮上

ドイツ当局は新型コロナワクチンを接種したとされる8557人の人々に対して、ワクチンの再接種を要請しました。今回対象となった8000人は看護師から新型コロナワクチンではなく、生理食塩水を接種させられた疑いがあるとのことです。

これらの多くの人々に意図的に生理食塩水を接種したとされるのは40歳の女性看護師の仕業であるとみられています。この女性はSNS上で「新型コロナに関する重要な情報」を共有しており、特にウイルスの拡散を抑制しようとするドイツ政府の対応について批判的な思想を持っていたと考えられています。

当初は生理食塩水を接種したのは6人程度とみられており、この女性は当時警察から質問を受けた際に「ワクチンの小瓶を床に落としてしまい、それを隠すために対象の6人に生理食塩水を接種した」と供述していました。しかし、その後の捜査で、この女性は「事故を隠すため」でなく「意図的にワクチンをすり替えていた」可能性が強まり、対象の範囲を大きく拡大したそうです。

なお、実際に生理食塩水を接種した人がどの程度いるのかは記事作成時点で捜査中であり、明らかではありませんが、該当すると考えられる最大人数の8557人が再接種の対象となっています。今回対象となった人々の多くは70代以上の高齢者であり、新型コロナウイルスに感染した際の「リスクが非常に高いグループ」に位置しているため、この女性が行った行為は非常に悪質であると判断される可能性もあります。

なお、生理食塩水はヒトの体液とほぼ同等の食塩水であるため、注射されたとしても副作用等の健康影響の心配はないそうです。