Microsoft DefenderはMicrosoftが提供しているWindows専用のウイルス対策ソフトです。無償で利用でき、さらにOSメーカーのMicrosoftが提供しているソフトウェアということもあり、動作安定性の高さが期待できます。そんなMicrosoft Defenderですが、「コンピュータウイルス」としか考えられない挙動をすることが報告され、即時に修正パッチの提供が開始されたとのことです。
今回報告されたMicrosoft Defenderのバグは「Windows上に2KB以下の小さなファイルを大量生成し、ユーザーのCドライブ(OSが保存されているディスク領域)を圧迫する」というもの。最悪の場合はディスク領域を満杯にされてしまい、Windowsの挙動自体が低下し、フォルダを開くこともままならなくなる可能性があります。
画像: Neowin
このバグは「Windows Server 2016」「Windows Server 2019」を使用しているユーザーでMicrosoft Defenderを有効にしつつ、他のウイルス対策ソフトも実行している場合に発生する可能性が高いとのこと。しかし、これは推測にすぎず、通常のコンシューマー向けのWindows 10を使用しているユーザーでも同様の使い方をしている人は同じ現象が起きる可能性もあります。
Microsoftはすでにこの問題を認めており、既に修正プログラム(1.1.18100.6)を提供しています。この問題を確認している人は早めにWindows Updateでこの修正プログラムをインストールすることをおすすめします。