2020年から感染拡大が本格化した新型コロナの影響で多くの会社でリモートワークが導入されることになりました。 それから1年ほど経ってから、ハーバード大学の経営大学院であるハーバード・ビジネス・スクールが調査を行ったところ、81%の人が「もうオフィス勤務に戻りたくない」と回答していることが明らかになりました。
Over 80% of workers don't want to go back to the office full time, survey finds - CNET
この調査はリモートワークで仕事を行っている1,500人を対象に行なったものです。このうち81%もの人が「フルリモートワーク(完全在宅勤務)」「リモートワークとオフィス勤務を両立させたい」と回答しており、大半の人々は「リモートワークを続けたい」とのこと。
また、「リモートワークを続けたい」と回答した81%(1215人)のうち、27%が「フルリモートワーク」、61%が「週2、3日はオフィス勤務をしたい」と回答しています。
そんな中、「フルタイムでオフィスワークをしたい」と回答したのは全体の18%でした。回答をした多くは「子を持つ親」で、子を持たない場合でも「既婚者」は比較的、リモートワークを好まないことが明らかになっています。
このため、ハーバード・ビジネス・スクールでオンライン・エグゼクティブ・ディレクターを務めるパトリック・ミュレイン氏は「私たちはいつもの生活に戻ることを求めていますが、『いつものようなビジネス』を全員が求めていません。社員は『仕事』と『家庭』のバランスに合わせた柔軟な勤務体系を雇用主に求めています」と語っています。
