記事作成時点で新型コロナの第4波が迫り、感染状況が懸念される状況ですが、東京オリンピックは予定通り開幕すると発表されています。そんな中、北朝鮮が東京オリンピックに選手を送り込まないと発表しました。
この発表について、多くの人は「北朝鮮が政治的な揺さぶりをかけるために新型コロナを理由に不参加を表明した」という見方をする方が多いと思います。しかし、この発表に他意はなく、北朝鮮は本当に「新型コロナ」を懸念して不参加を発表したという見方がされています。
まず、同国は「新型コロナに対する医療体制」が根本的に不足しているとみられています。このため、仮に東京オリンピックに参加した選手たちが起点になって、北朝鮮の国内で新型コロナの感染拡大が起きると同国の医療体制が追いつかない可能性が高いです。このため、北朝鮮は現実的な判断を下した判断すべきとも言えます。
しかし、国際オリンピック委員会(IOC)によると、「北朝鮮から参加辞退の公式な通達を受けていない」としており、記事作成時点では北朝鮮が本当に辞退するかはまだわからないようです。
