新車購入時に「6年以上のローンを組む人」がアメリカで急増中

一括購入をしたくても手元にお金がない、もしくは一度に無理な支払いをしたくない人は支払い方法として分割払いを選択する人がいます。そんな中、アメリカでは新車購入をする人のうち、6年を超える長期ローンを組んでいる人が2020年以降急増しているとのことです。

アメリカでは2020年2月以降から新車購入に長期ローンを組む人が増えており、7年以上のローンを組む人が13%に増加しました。また、同国内では6年超のローンを組む人が全体の30%を占めるようになっています。

この原因として、最も可能性が高いとされている理由がアメリカの新車価格の上昇です。2020年以降から新車販売価格が上昇を続けており、2020年末には平均40000ドル(約440万円)となりました。2021年1月〜3月の第1四半期には38000ドル(約420万円)程度に下がりましたが、それでも販売価格が高いことには変わらないのが現状。

仮に記事作成時点の平均価格とされる38000ドル(約420万円)で5年(60カ月)ローンを組むと、月々の返済額は718ドル(約79000円)。これを7年(84カ月)ローンを組んだ場合は月額538ドル(約6万円)に軽減します。当然、返済期間が長期化すると利息分を多く支払うことになりますが、それでも生活に車が必要な家庭では仕方ないのかもしれません。

アメリカでは新車価格の上昇は今後も続く見込みであり、長期ローンを組む人の増加も止まらないと予想されています。