「現実サイズのポケモン」かと思わせるぐらいの「巨大な金魚」が捕獲される

画像: Twitter(バーンズビル市)

ミネソタ州のバーンズビル市のケラー湖でサッカーボール大の大きさの金魚が捕獲されました。この金魚は元々人に飼育されていたものと見られており、誰かが湖に放してしまったことで、ここまで巨大になったものと考えられています。

ミネソタ州自然資源局は「金魚を数匹ぐらい池や湖に放流することは無害なように感じる人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。金魚はコイ科の一種で繁殖力が非常に高く、厳しい冬も生き抜くことができます」と語り、金魚の繁殖力と生命力が高い点が問題になると説明してしています。

そして、「金魚は思いのほか巨大化するため、食欲も旺盛です。当然、水場にある植物を根こそぎ食べてしまうことで、水質が悪化や本来その場所に生息していた魚たちの餌場がなくなったりすることで、生態系にも影響を与えてしまうのです」と同局は金魚を放流することの危険性を語っています。

バーンズビル市ではペットとして魚を飼っている飼い主が近隣の湖や川などに捨てることを禁止しており、今回捕獲された金魚の写真とともにTwitterで「ペットの金魚を池や湖に放さないでください。それらは思いのほか成長し、植物を根こそぎ食い荒らすことで水場の底質を悪化させます。これらは実際にケラー湖で発見したした金魚です」とツイートし、注意を呼びかけていました。

このツイートに対し、「数年前にもここで巨大な金魚を捕獲したことがある」とする意見やあまりの大きさに「リアルなコイキングだ」として、ポケットモンスターに登場するモンスターの1つに例える人もいました。

ペンギン議長の一言
違法な放流により、水場の生態系のバランスを崩したり、そこに住む魚の病気を蔓延させたりするようなことがあるので、魚を手放したいと考えている人は「ペットショップ」や「学校への寄付」またはオンラインコミュニティなどで相談して譲るなどの選択肢を取るようにしましょう。