反ワクチン派の女性が新型コロナ感染後「家族に移して」4歳の娘を死亡させてしまう

画像: GoFundMe

2021年9月7日にアメリカのテキサス州ガルベストンに住む家族の1人が新型コロナウイルスに感染後、4歳の娘のカリ・クックちゃんに移ってしまい、死なせてしまいました。新型コロナに感染したのは娘の母親で「反ワクチン派」だったとのことです。

カリちゃんの母親であるカルラ・ハーウッドさんは「ワクチンを接種するのは反対」という立場を取っていたこともあり、新型コロナワクチンは未接種でした。しかし、カリちゃんを亡くした今は「今となってはワクチンに反対しなければ良かったと思っています」と語っています。

ハーウッドさんは2021年9月6日に『新型コロナに感染している』と診断されました。その後、彼女は自宅に戻ったのちに家族から隔離され、彼女自身も自分の家族に移らないように細心の注意を払っていたそうです。しかし、深夜2時ごろにカリちゃんの体温が上昇し、解熱剤が投与されたとのこと。しかし、容態は改善せず、同日の午前7時には死亡が確認されました。当時、カリちゃんには免疫疾患やその他の健康上の問題は確認されておらず、健康そのものだったとのことです。

ハーウッドさんは当初「自分が感染した新型コロナがカリに移ったのではなく、気を抜いていたワクチン接種者が新型コロナに感染してカリに移したんです」と語っていましたが、保健当局の調査でカリちゃんの周りにいた人たちに感染者は誰1人としていませんでした。このため、カリちゃんが感染した新型コロナは母親から移された可能性が高いとみているようです。

記事作成時点でアメリカでは新型コロナウイルスのデルタ株の症例が増加しており、2021年8月にガルベストンの保健所のデータでは「感染者のうち、1382件が12歳以下の子ども」であることが報告されました。また、2021年9月11日までの期間においてはテキサス州で10歳未満の死者数がカリちゃん含め24名となっているとのことです。また、報告時点での最年少の死者はカリちゃんであることがわかっています。