「不自然すぎる」1kgの金の玉を下腹部に隠していた男が逮捕される、翌日に保釈

画像: CISF

インド当局は2021年9月27日に4つのペースト状の金(約1キログラム)を直腸部分に隠して、税関を通り抜けようとした男をインパール空港で逮捕しました。この男は「自分はただ運んでいただけで、金の所有者ではない」と語っているとのことです。

金を運んでいたモハメッド・シェリーフ容疑者はマニプル州のインパールにあるインパール空港から首都ニューデリーにフライトする予定だったそうですが、空港にいた中央産業保安部隊(CISF)の職員が渡航前のボディチェックをした際に男の下腹部に金属が存在することを確認しました。

シェリーフ容疑者はその後、医療検査室に連れて行かれ、腹部のX線検査を行った結果、直腸部分の体腔内に複数の金属の塊を隠していたことが判明しました。その後、CISFは男の体内から重さ約909.68グラムの金をペースト状にしたボール状のパックを4つ回収しました。

画像: CISF

これらのペースト状の金が入ったパックの価値は約420万ルピー(約631万4000円)相当であると見られていて、CISFはパックの改修後、シェリーフ容疑者を尋問のため、空港の税関に引き渡したとのこと。容疑者は24時間拘束された後、2021年9月28日に保釈されたそうです。

シェリーフ容疑者は「金のペーストをお腹の中に入れて運んでいただけで、自分は持ち主ではない」と語っており、行動がかなり怪しいものの、国内での移動であること、同容疑者に前科がないことなどから保釈されたと考えられます。