「きれいな石発見」夫婦が公園で拾った石が巨大な「ダイヤモンドの原石」だったことが判明

画像: Facebook(The State Parks of Arkansas)

アメリカのアーカンソー州にあるダイヤモンド・クレーター州立公園を訪れていた夫婦が4.38カラットのイエローダイヤモンドの原石を発見しました。この公園は「一般の人が立ち入り可能な世界で唯一のダイヤモンドの産地」と知られていますが、この夫婦は特にダイヤモンドを見つける目的で公園を訪れたわけではなく、散策していたところ偶然見つけたとのことです。

ノレーン・レッドバーグさんとマイケル・レッドバーグさんの夫妻は2021年9月23日に同州のホットスプリングス国立公園を訪れていましたが、ほんの寄り道のつもりでダイヤモンド・クレーター州立公園に立ち寄ったそうです。レッドバーグ夫妻は同公園内を1時間ほど散策していたところ、光沢のある黄色いジェリービーンズのような「輝く石」を発見。

夫妻は「この時はダイヤモンドだとは思いませんでしたが、綺麗に光っていたのでたまたま手に取ったのです」と語っています。その後、夫妻は公園内のダイヤモンド鑑定施設に拾った石をなんとなく持ち込んでみたところ、輝く石がダイヤモンドであることが確認されました。

公園の職員によると、夫妻が訪れる2日前に雨が降ったことが、この石を発見するのに「たまたま」適した条件になっていたとのことです。職員は「夫妻はダイヤモンドが朝日に照らされて輝くのを見るのに、絶好の条件下で偶然にも最高の場所にいたのです」と語り、この夫妻は非常に幸運の持ち主であると語っています。

ダイヤモンドの時価は明らかになっていませんが、1990年に同公園で発見された3.03カラットのダイヤモンドは加工後に3万6000ドル(約400万円)の価値が付けられています。このため、夫妻が見つけたダイヤモンドはそれ以上の価値がつく可能性があります。なお、レッドバーグ夫妻は発見したダイヤモンドに飼っている子猫の名前にちなんで「ルーシーズ・ダイヤモンド」と名付けており、このダイヤモンドをどうするかはまだ決めていないそうです。