「雪道での配達は想定外」雪の降る国で採用された宅配ロボットが雪で立ち往生してしまう

画像: Twitter (Deleuze)

雪道を立ち往生する姿は「突然大雪が降るなどして車が走れなくなる様子」を報道等で知ることが多いものです。しかし、北欧に位置するバルト三国の1つであるエストニアでは歩道を走る宅配トラックが雪で立ち往生してしまうという事態が発生してしまったとのことです。

エストニアでは2017年に「宅配ロボットが歩道上を走行することを認可する」法律を採択し、施工されました。これにより、エストニアの首都タリンでは荷物を運ぶために歩道の上を走行する宅配ロボットの姿が当たり前の光景となっていました。

この宅配ロボットは最大時速6キロメートルで走行し、周囲の情報を得るためにセンサーやカメラなどを備えており、運送会社の最後の1マイル(約1.6キロメートル)の運送コスト低減のために使用されています。実際に宅配ロボットが配送している様子はYouTubeのStarship Technologiesが公開しているムービーで確認することができます。

そんな便利な宅配ロボットなのですが、ある姿が確認されたことで議論を呼ぶことになったのです。2021年12月2日にTwitterのDeleuze氏が投稿したムービーでは宅配ロボットが雪道で立ち往生し、動けなくなっている姿が収められていたのです。

このムービーを見た人は「自動で横断歩道を割ったりできる技術を持った宅配ロボットの技術者は『(エストニアの)雪』を想定していなかったのか」といったエストニアの気候を考えていなかったエンジニアに対して指摘するコメントや「ホイールを大きくしたらいけるのでは」「ヒーターとか雪を溶かす機構を追加したらいけそう」といった宅配トラックの今後の改善に向けた提案をするコメントが寄せられていました。