「乱入失敗」クモが記者会見中に単独でカメラに映ろうとするも阻止される

画像: Facebook (7NEWS Brisbane)

オーストラリアのクイーンズランド州の保険大臣を務めるイベット・ダース氏が2021年12月16日に同州の新型コロナウイルスの感染状況を伝える定例会見でクモが乱入するというハプニングが起こりました。このクモはダース氏が履いていたスラックスを登ろうとしていましたが、カメラにその姿が収まる前に地面の方に追いやられてしまったようです。

イベット・ダース氏による新型コロナウイルスの同州の感染状況を伝える会見はクイーンズランド州議会議事堂の中庭で行われます。しかし、2021年12月16日の会見の際は大きなアシダカグモがダース氏のスラックスを足元からよじ登ってくる姿を出席した記者が目撃。記者がダース氏に告げると「誰かクモを取ってください」と近くにいる人に懇願し、周囲の人が書類でダース氏からクモを追い払おうとしました。

この際もダース氏は会見を中断することなく「これは(新型コロナウイルス感染と同様に)私がどれだけコントロールできるかを試されているのだと思います。もし、クモが私の顔に近づいてきたら教えて下さいね」と飄々とした姿勢で会見を続けました。

しかし、ダース氏の周りの人が「左足にいる!」と指摘すると、同氏は自身の左足を見て「うわっ!」と驚きのあまり大声をあげてしまいました。その後、クモを追い払うことに成功したダース氏は「新型コロナもあるし、クモもありましたね」とジョークも交えて、この会見の感想を述べました。実際に会見にクモが乱入する様子はFacebookの7NEWS Brisbaneが投稿しているムービーで確認することができます。

なお、この日の会見でクイーンズランド州で新型コロナウイルスに感染した人は6名であったことが報告されており、治療中の患者は67人であることが報告されています。