「iPhone SE 3の仕様が判明?」試作段階に入るとの噂も

画像: Flickr (MIKI Yoshihito)

Appleの廉価版iPhoneとして知られる「iPhone SE」シリーズの第3世代がまもなく試作段階に入るのではないかとの情報が出てきたようです。iPhone SE 3(仮称)にはA15SoCが搭載され、5G接続が可能になる可能性が指摘されているとのことです。

記事作成時点で予想されている仕様ではiPhone 13シリーズに搭載されているSoC「A15」と3GBのメモリが搭載され、5Gも可能になる可能性が指摘されています。中国のIT之家によると「Appleは近いうちにiPhone SE 3の試作を行おうとしている」とのことで、2022年春の販売に向けて、製品の試作段階に到達していると報じています。

iPhone SE 3には4.7インチのRetina HD液晶ディスプレイと指紋センサーを埋め込んだホームボタンを搭載するとされており、Face IDは搭載しない可能性が高いと予想されているようです。また、1200万画素のカメラセンサーと5G接続用のチップも搭載されると見られています。なお、iPhone SE 3はメモリサイズを選べる可能性があり、通常版の3GBメモリ搭載モデルと4GB搭載モデルが選べるとしていました。

以前噂になっていた内容ではiPhone SE 3ではSoCにQualcomm社のSnapdragonが採用されるのではないかと言われており、その生産も2021年12月から始まるのではないかと報道もあるようですが、記事作成時点で真偽は定かになっていません。なお、iPhone SEシリーズには6.1インチのディスプレイを搭載した「iPhone SE Plus」というモデルの存在も噂されており、このモデルは2023年に発売される可能性が指摘されているそうです。

JPモルガン・チェースのアナリストは「AppleがiPhone SE 3を269ドル(約3万円)~399ドル(約4万5000円)の価格帯で発売すると、世界で14億人いるとされるローエンドまたはミッドレンジのAndroidスマートフォンユーザーと古いiPhoneを使用しているユーザーの購買意欲が高まり、iPhoneシェアが大きく揺らぐ可能性」を指摘しています。