歩道橋を「丸ごと」盗んだ男、逮捕される

画像: YouTube (FOX 8 News Cleveland)

アメリカのオハイオ州にある空き地で一時的に保管されていた58フィート(約17.6メートル)の歩道橋を丸ごと盗んだ泥棒が現れました。同州の警察は歩道橋を盗んだ男を逮捕し、窃盗の容疑で起訴したとのことです。

盗まれた歩道橋は以前はミドルベリー・ラン・パークの川沿にある歩道として使用されていたものですが、現地で行われた「湿地復元プロジェクト」の一環で回収され、空き地に移動されていました。市によると、この歩道橋は「別の場所で再利用する予定だった」そうで、適切な保管場所がなく、空き地に置かれていたようです。

ある日、市の職員が保管場所の確認を行っていた際に「本来あるはずの歩道橋がない」ことが発覚。オハイオ州のアクロン警察の捜査で同州のシャロン・タウンシップに住むデビッド・ブラムリー被告(63歳)が逮捕されることになりました。

警察によると、ブラムリー被告は地元のトラック運送業者に「空き地にある歩道橋を回収して別の場所に運んで欲しい」と依頼していたようで、歩道橋をオハイオ州のメダイナ群に移動させていたそうです。その後、警察が現地に向かって、歩道橋の状態を確認すると、一部が分解された状態となっており、ブラムリー被告が「何らかの加工」を施そうとしていたことが明らかになりました。実際の盗まれた歩道橋の様子はYouTubeのFOX 8 News Clevelandが公開しているニュース映像で確認することができます。

この後、アクロン警察はブラムリー被告を窃盗の容疑で起訴しています。なお「ブラムリー被告がなぜ歩道橋を盗もうとしたのか」の動機について、記事作成時点で警察は明らかにしていませんでした。