好奇心で動物園から逃亡した幼いペンギン、警察に捕まる

画像: Magyar Rendőrség

2022年3月9日の早朝にハンガリーのブダペストにあるメトロポリタン動物園から1羽のペンギンが逃亡するというハプニングが発生しました。当初、動物園側はこのペンギンが逃亡したことに気づかなかったようですが、動物園付近をパトロールしていた警察官によって発見され、ペンギンは無事保護されたとのことです。

メトロポリタン動物園から逃げ出したペンギンは「サニカ」と名付けられており、生後6カ月の幼いペンギン。動物園によると、この年頃のペンギンは非常に好奇心旺盛でいろんなところを歩き回りたくなる衝動が強いとのことでした。

当然、サニカもその例に漏れず、やはり好奇心が非常に強かったようで、いろんなところを歩き回っていた結果、2022年3月9日の深夜に偶然にも動物園の外に出てしまいました。しかし、動物園の近くをパトロールしていた警察官が道路上を歩いているサニカが発見されました。

発見当初、サニカは歩道を歩かずにパトカーの目の前で堂々と道路を横切っていたそうです。「このまま歩いていると車にはねられて命を落とすかもしれない」と感じた警察官はペンギン保護し、メトロポリタン動物園に連絡しました。また、ハンガリーでもかなり珍しい脱走者の確保劇だったため、捕まえた警察官も犯人と記念撮影を行ったようです。

画像: Magyar Rendőrség

写真撮影後、サニカはすぐに動物園の職員に引き渡されました。なお、サニカに怪我はなく、健康な状態であったそうです。メトロポリタン動物園側は今後このようなことが発生しないように、ペンギンの檻に監視カメラを設置し、監視体制を強くすると説明しています。