画像: YouTube (UFO Sightings Daily)
2022年4月7日にアメリカのアラスカ上空でミミズ状の煙の柱が多くの人に目撃される事態が発生しました。この煙はレイジー・マウンテンの山頂付近から上がっているように見えたことから「飛行機事故」や「UFOが何らかの活動をした」などの憶測が地元の人によって飛び交っていたそうですが、実際はただの雲だったことが地元当局によって明かされたとのことです。
この細長い雲の柱は最下部に爪のような形があるのが特徴で地元民は「飛行機事故か!?」「誰かがあんな場所でロケットを打ち上げた!?」「まさか、エイリアンの仕業!?」など、多くの憶測を呼ぶこととなり、アラスカでは一時議論が紛糾したそうです。
当然、このアラスカ州警察も事態を究明するため、調査を行ったところ、この細長い雲は「奇妙な形」をしているものの、ただの飛行機雲であることが確認されました。
警察によると、「投稿された写真や映像に映っているのは商業ジェット機からの飛行機雲と朝日が一緒になったことで独特な光景が作られたものです」とのことで、さまざまな偶然が重なることでただの飛行機雲が奇妙な形に変化したと述べました。実際の写真についてはYouTubeのUFO Sightings Dailyが公開しているムービーで確認することができます。
なお、地元警察は問題となったレイジー・マウンテンの山頂付近をヘリコプターを派遣して確認しており、地表面に何もないことを確認しているようで、飛行機が墜落したような形跡を発見することはなかったとも述べていました。