「バグを駆使して」超難関ゲームのエルデンリングを12分32秒でクリアした猛者が登場

画像: YouTube (Mitchriz)

高難易度ゲーム(通称:死にゲー)を作ることで知られる日本のゲーム開発会社のフロムソフトウェアが2022年2月25日に販売を開始した「ELDEN RING」は日本国内だけで国内累計出荷本数が100万本、全世界では1200万本に達するほどの人気を得ています。このゲームは普通にプレイすると最低でも30時間、いろいろ遊ぶと100時間近く達すると言われていますが、なんとこのゲームを12分37秒でクリアする人物が現れたとのことです。

このとんでもない記録をたたき出したのはYouTuberのMitchrizさんで普段からゲームのスピードクリアを目的にゲームプレイをする人として知られています。そして、今回Mitchrizさんが挑んだのは「どんな技を使ってもいいので、ゲームを最短クリアする(Any% unrestricted)」というカテゴリーでエルデンリングをプレイするというものでした。

当然、エルデンリングは記事作成時点で高難易度ゲームを作るフロムソフトウェアの最新作ということもあり、同社ゲームの中では史上最高難易度の呼び声の高い難易度となっており、10分程度の短時間ではどのようにやってもクリアすることは通常不可能です。

そこで、Mitchrizさんが使用したのはプレイヤーの間では「ZIPグリッチ」とも呼ばれる、いわゆるゲームのバグを最大限に利用するというもの。この技を利用することでエルデンリングの広大なマップを移動したり、ボス戦をスキップしたりすること可能。当然、ZIPグリッチを使ってのクリアには様々な条件がありますが、Mitchrizさんはこのバグを使いこなし、12分32秒でクリアすることに成功しました。実際のプレイの様子はYouTubeのMitchrizが公開しているムービーで確認することができます。

なお、今回の記録はエルデンリングに存在する「バグ」を使用したものであるため、今後のゲーム側のアップデートで使用できなくなる可能性があります。このため、最短クリアを目指すスピードランニングのカテゴリーに挑戦する場合は「バグ利用無しクリア」のカテゴリーに挑戦するのがオススメかもしれませんね。

ペンギン議長の一言
「バグあり」カテゴリーでの最新ゲームのスピードクリアはメーカー側でバグ修正されるまでの時間制限があったり、ゲームの解析を主に行う人々の協力を得ないと実現不可能と言われています。思いのほか大変なカテゴリーらしいので、軽い気持ちで記録を狙うのはやらない方がいいかもです。