家賃含めてコスパの良い快適な暮らしができる世界の都市6選

記事作成時点において、さまざまな商品の価格が高くなってきており、生活に不安を覚えている人が多くいると思います。そのような人の中には「(事前の言語習得の労力は無視して)物価がそんなに高くなく、快適に暮らせる海外の都市に暮らしたい」と考えている人もいるはず。そんな人に向けてInsiderが家賃含めて月額1000ドル(約13万3000円)以下で快適に暮らせる世界の6都市を取り上げていたので紹介します。

Insiderが紹介している都市はNumbeoが公開しているデータを基に「各都市でワンベッドルーム(1LDK相当)の部屋を借りて、一人暮らしをする場合に必要な月々の推定生活費」を算出しています。また、紹介されている都市は「実際に同地域で働いた際に得られる収入」に対して(生活費、医療、治安、公害、気候、交通、通勤時間等)の指標も高い水準となっており、コスパの良い生活が可能であるとのことです。

1. アルゼンチン:ブエノスアイレス

アルゼンチンの首都であるブエノスアイレスは料理が素晴らしく、夜になっても娯楽が充実していることや美術館や博物館などの施設も多くあるため、これらに楽しみを感じられる人には魅力的な都市であると言えます。

ブエノスアイレスは「治安が良く、物価も安い」ことが知られており、都心部に1部屋借りた上での生活費は月々730ドル(約9万7000円)ほどとのことです。

2. チリ:サンティアゴ

チリの首都サンティアゴはアンデス山脈の素晴らしい景観を楽しめるほか(国籍にとらわれず、全世界を1つの国と捉える)コスモポリタンな文化を持っているのが特徴。それに加えて物価が比較的安価であるため、チリの総人口の約35%が首都に住んでいることも頷けます。

また、美術館や博物館も多く、さらにラテンアメリカでトップ3に入る大学が2つも存在しており、教養レベルも高いです。気になる生活費ですが、サンティアゴ中心部近くの部屋を借りる前提でも月々1000ドル(約13万3000円)あれば、生活が成り立つとのことです。

3. ブルガリア:ソフィア

ブルガリアはパーティーが盛んな国として知られていますが、美しい大聖堂や教会もあり、長い歴史もあります。そんなブルガリアの首都ソフィアでの生活はフランスのパリに匹敵するレベルに優れていると言われています。

そして、生活費の面ではパリで生活することと比較するとソフィアでの生活の方がはるかに安く、家賃を含めても月々1000ドル(約13万3000円)あれば問題なく生活できるそうです。

4. トルコ:ブルサ

トルコ北西部にある都市ブルサはトルコ国内で4番目に大きな都市として知られており、多くの公園や庭園があることから「緑のブルサ」と呼ばれることもあります。

ブルサには温泉街やハイキングやスキーを楽しめるウルダー(ウル山)もあることから自然が大好きな人にとっては非常に魅力的な場所となっています。気になる生活費ですが、ブルサ中心部に近いエリアに部屋を借りたとしても家賃含めて月々650ドル(約8万6000円)あれば快適な生活ができるそうです。

5. メキシコ:モンテレイ

メキシコの都市モンテレイは人口100万人を超える大都市でNumbeoによる生活指数の算出結果でも。イタリアのミラノやフランスのパリをもしのぐそうです。同都市はメキシコ北部で最も進歩的な都市として評価されており、同国でも重要な工業の中心地でもあります。

都市の中心部から離れた地域に住む場合、生活費は家賃含めて約900ドル(約12万円)ほどで済むそうですが、中心部に住む場合は月々1100ドル(14万6000円)ほどかかるとのことです。

6. 南アフリカ:ケープタウン

青くきらめく海、1年通して過ごしやすい気候、そしてそびえ立つテーブルマウンテンの景観、南アフリカのケープタウンは過ごしやすさという面ではピカイチかもしれません。

そんなケープタウンで生活をする場合、中心部に住まない場合は家賃含めて月々1000ドル(約13万3000円)、中心部に住む場合は月々1250ドル(約16万6000円)ほどで十分な生活ができるとのことでした。

ペンギン議長の一言
これらの都市は治安が良い部類として選ばれていますが、日本で生活するのと同じように電車内で寝るなどすれば、置き引きやスリの被害に遭う可能性があります。このため、これらの都市で実際に生活をする場合は「危ない地域には近づかない」「夜1人で出歩かない」「貴重品は人に見せないようにする」などの防犯対策をすることが重要です。