AppleのM1チップと言えば、2020年発売のMacBookシリーズ、MacMiniに搭載された同社開発のオリジナルCPUです。電力あたりのCPU性能が世界最高であるという謳い文句でM1チップが登場し、Appleの技術力をまざまざと見せつけ、多くの人々を驚愕させました。同社はPCだけにとどまらず、タブレット端末のiPad ProにM1チップ相当の性能を持たせる予定であるとBloombergが報じました。
Apple (AAPL) To Announce New iPads in April - Bloomberg
AppleはこれまでiPhoneやiPadにAシリーズと呼ばれるSoCを採用していました。このSoC自体もモバイル端末用に使用されているチップとしてはトップクラスの高性能を誇っており、新製品発売時点では対抗できる競合端末が存在しない状態がしばらく続くことでも知られています。
しかし、Appleは2020年11月10日にPC用のSoCとして、M1チップを発表とともにMacBook、MacMiniに標準搭載することを宣言し、実際に製品が発売されました。それから、半年も経たずにiPad Proに同チップと同等性能を持つSoCを搭載するようです。
新たに登場するとされるiPad Proは2020年モデルと同じく11インチ、12.9インチモデルと噂されており、最新のMacと同様にThunderboltポートを搭載しています。このため、外部モニターやディスクデバイスなどの周辺機器をiPad Proと接続できるようになり、簡易的でもパソコンと同様の使い方もできるようです。
また、今年の後半には通常のiPadでもモデルの刷新が予定されており、より薄くて軽いデザインに改良される予定と言われています。ただし、Appleの広報担当者はこのリーク情報に対して、コメントをしていないため、計画が変更される可能性もあるとのことです。
ペンギン議長の一言
私もM1チップには非常に興味があるのですが、個人的にAppleさんの製品とのの使い勝手(UI)との相性が良くなく、実際に買うのは躊躇している状態です。もしLinuxがM1チップの性能を最大限引き出せるようになったら、MacMiniを買って、OSをLinuxに入れ替えて使いたいなぁという思いがあります。