フランスのマクロン大統領がYouTubeに出演、大統領官邸でYouTuberと長時間にわたる撮影を実施

画像: YouTube(Mcfly et Carlito)

大統領のような国家元首に該当する人がYouTubeに出演するというのは「ほとんど」聞いたことがないと思われます。しかし、フランスのエマニュエル・マクロン大統領はYouTuberを大統領官邸のエリゼ宮殿に招待し、30分を超える長尺の撮影に参加していたことが、2021年5月23日にYouTubeに投稿されたムービーで明らかになりました。

もちろん、マクロン大統領がYouTubeに出演することになったのには理由があります。マクロン大統領は2020年2月の新型コロナウイルスの流行が始まった際に、YouTuberのMcfly et Carlito「人と人の間で距離を置くソーシャル・ディスタンスを取る重要性」を宣伝するムービーを制作を依頼していました。

このとき、マクロン大統領は「このムービーが1000万回以上再生されたら、次はエリゼ宮殿(大統領官邸)を使って、YouTubeを撮影してもいいよ」とMcFly et Carlitoに伝えていたとのこと。そして、McFly et Carlitoが公開したムービーは見事に1000万回再生を突破し、エリゼ宮殿でマクロン大統領とYouTubeの撮影することが決まったそうです。ちなみに、1000万回再生を突破したムービーは以下のものです。

2021年5月23日に公開されたムービーではマクロン大統領とMacfly et Carlitoの2人が談笑したり、ゲームを楽しんだりしています。さらにメインイベントとして、フランスのデスメタルバンド「Ultra Vomit」のプライベートコンサートをエリゼ宮殿で開催し、フランス国歌の「La Marseillaise」のデスメタルバージョンなどを3人で楽しむ様子が撮影されました。

このムービーは記事作成時点で642万回以上の再生回数を突破し、88万回グッドボタンが押されています。