食虫植物のハエトリグサを機械制御できることが判明

食虫植物と言えば多くの人が思い浮かべるのがハエトリグサだと思います。捕食する葉が口を連想させるような形状で少しグロテスクな姿は一度見るとなかなか忘れられません。そんな、ハエトリグサの葉を人工的に閉じる仕組みが発見されました。

A robot made with a Venus flytrap can grab fragile objects | Science News for Students

ハエトリグサの葉には感覚毛と呼ばれる細長い毛が生えており、この毛に獲物が触れると0.5秒程度で葉を閉じて捕食する特徴があります。シンガポールの南洋理工大学で材料工学者のWenlong Li氏率いる研究チームはこの感覚毛に電極を貼り付け、小さな電圧をかけることで強制的に葉を閉じることができることを発見しました。

以下の動画では研究チームがスマートフォンアプリからハエトリグサの葉を制御したり、ロボットアームの手の部分をハエトリグサにして、実際に物を持ち上げたりする様子を確認することができます。

ただし、ハエトリグサの葉は一度閉じると、再度開くのに数時間かかるため、実用性自体は低そうです・・・