「ライバル潰し?」Microsoft EdgeがFirefoxを「有害なソフトウェア」として扱ってしまう

画像: Wikimedia Commons

Webブラウザにおいて、Microsoftが開発したEdgeとMozzilaの開発したFirefoxはブラウザシェアランキングでも上位を争うライバル関係です。そんな中、Microsoft EdgeがFirefoxのインストーラーを「有害なソフトウェア」として扱い、ダウンロードできない状況になっていることが確認されました。

Microsoft Edgeには「Microsoft Defender SmartScreen」という機能が搭載されており、インターネットからダウンロードしたファイルを事前に分析します。ここで有害と判断されると、ダウンロードしたファイルは即座に削除され、アクセスできないようになります。

海外の掲示板サイトのRedditに投稿された情報によると、Microsoft EdgeでFirefox(安定版、ベータ版、開発版、ナイトリービルド版)をダウンロードすると、「Firefox installer.exe was blocked because it could harm your device (Firefox installer.exeはお使いのデバイスに害を及ぼす可能性があるため、ブロックされました)」というメッセージが表示され、インストーラーを起動できなかったとのこと。

画像: Techdows

一部の人は「Microsoft EdgeのFirefox潰しか?」と考えるかもしれませんが、今回の現象は「誤検知」による影響であるとみられています。実際、Microsft Edgeのベータ版を用いて、Firefoxをダウンロードしても、同様の現象が発生しないことが確認されており、今後のアップデートでは修正されているようです。

記事作成時点では「Firefoxをブロックする」現象について、Microsoftはコメントを出していません。