Appleが「M1プロセッサ搭載」のiPad Proを発表

画像: YouTube(Apple Event — April 20)

Appleの音声アシスタント「Siri」が予言したとおり、2021年4月20日(現地時間)にAppleはイベントを開催しました。今回のイベントの目玉商品は「iPad Pro」となっています。今回発表されたiPad Proには事前のリーク通り、MacBook AirやMacBook Pro、Mac Miniから採用された「M1プロセッサ」が搭載されているとのことです。

AppleがM1プロセッサ相当の能力を持つiPad Proを発売するとの噂がリークされた記事は以下から読むことが可能です。

今回発表されたiPad Proには8コアのM1プロセッサが搭載されており、Mac Book Airなどに搭載されているものと全く同じものが搭載されています。これまでのiPad ProにはiPhoneなどに搭載されている「Aシリーズ」のSoCが使用されていましたが、M1プロセッサに置き換わることで「パフォーマンスが大きく向上する」とのことです。

M1プロセッサにはAI技術の機械学習に特化した「Apple Neural Engine」や「画像信号プロセッサ」を搭載しており、グラフィックス性能だけでも前世代のiPad Proと比較して40%、初期のiPadと比較すると、1500倍以上は向上していると発表しています。

画像: YouTube(Apple Event — April 20)

また、バッテリー容量についてはWi-Fiモデルで最大10時間、SIMカードを挿入して屋外使用も可能なWi-Fi + Cellularモデルは最大で9時間使用できるとしています。また、Wi-Fi + Cellularモデルではミリ波での5G接続にも対応。最大4Gbpsの通信が可能とのことです。

M1プロセッサ搭載のiPad Proの価格は「11インチのWi-Fiモデル」が9万4800円、「11インチのWi-Fi + Cellularモデル」が11万2800円となっており、「12.9インチのWi-Fiモデル」が12万9800円、「12.9インチのWi-Fi + Cellularモデル」が14万7800円となっています。

iPad Proの発売日は2021年5月後半で、予約は2021年4月30日から開始する予定です。
2021年4月20日(現地時間)に行われたApple EventをざっくりまとめたものはThe Vergeが公開しているムービーで確認することができます。

ペンギン議長の一言
さすが、Apple価格という感じですね。これ買うならMac MiniやiMac、MacBook Airを買う方が良いかも知れないと思ってしまいます。PCの方がタブレットよりも機能が多いので……