「世界で3番目の大きさ」1098カラットの超ビッグサイズなダイヤモンドの原石が発見される

画像: Reuters

世界で3番目に大きな1098カラットのダイヤモンドがボツワナで発見されました。発見されたダイヤモンドは1905年に発見された「カリナン」、2015年にLucara Diamondsによって発見された「 レセディ・ラ・ロナ」に次ぐ、地球上で3番目の大きさとのことです。

今回発見された1098カラットのダイヤモンドはDebswana Diamondによって採掘されたもので、同社のリネット・アームストロング代表取締役代理は「今回、採掘したダイヤモンドは弊社の50年の歴史の中で最大のもので、私達の事前調査では世界で3番目の大きさです」と語っています。

記事作成時点で今回発見されたダイヤモンドは価格は発表されていませんが、このダイヤモンドよりわずかに大きい「レセディ・ラ・ロナ」(1109カラット)が5300万ドル(約58億7000万円)で販売された実績があるため、この金額が価格の基準になると考えられます。

なお、世界で1番大きなダイヤモンドである「カリナン」は3106カラットの大きさで、今回発見されたダイヤモンドと「レセディ・ラ・ロナ」を合わせたものよりもはるかに巨大です。「カリナン」は1905年に南アフリカで発見されたあと、1908年に約100個にカットされており、カットされたダイヤモンドのうち最大の大きさの塊(530カラット)についてはイギリス王室で保管されています。

今回発見されたダイヤモンドは数週間以内に鑑定されるとのこと。販売ルートに関して、アームストロング氏は「デビアス」を通すか、ボツワナの国営企業を通すかはまだ決めていません」と語っています。