ローマ教皇のもとに「正義のヒーロー」スパイダーマンが現る、彼の真の目的とは?

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2021年6月23日にバチカン市国で開催されたローマ法王の一般謁見にスパイダーマンが参加するというハプニングが起きました。彼は普通の人は座ることができないVIP席に通されていたこともあり、「一体、彼は何者なのか!?」と注目されることになりました。

スパイダーマンに扮した男性は北イタリア出身のマッティア・ビラルディータさん。彼はスパイダーマンの恰好をして病院で病気の子供たちを元気づけるボランティア活動をしているとのこと。2020年にはこの活動でイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領から表彰されていることもあり、今回の一般謁見でVIP席に通されることになったのです。

一般謁見ではローマ教皇はテーマに沿ったスピーチを行った後、祈り、説教、歌を披露します。そして、VIP席に通された出席者に祝福を与えます。ビラルディータさんは普段の活動で使用している服装を着ているだけですが、スパイダーマンスーツはどうしても注目を集めてしまいます。このため、この時最も注目を集めてしまう結果となりました。

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ビラルディータさんはローマ教皇と握手を交わす際に、スパイダーマンのフェイスマスクをプレゼントしました。その際に、同氏はローマ教皇にマスクを渡した理由について「毎日、このマスクの目を通して病院で病気の子供たちの苦しむ姿を見ているのです」と語っています。

ビラルディータさんはヒーローの姿をしていますが、「本当のヒーローは私ではなく、『苦しんでいる子供たち』と『希望をもって一緒に戦っているご家族』です」とインタビューで語り、自身はあくまでも脇役であるとしています。