純資産17兆円のイーロン・マスク氏が住む「一風変わった」小さなプレハブ小屋はどんなものなのか?

画像: YouTube(Boxabl)

電気自動車メーカー「テスラ」の創設者であり、航空宇宙企業「SpaceX」のCEOでもあるイーロン・マスク氏は世界有数の大富豪として知られています。その純資産だけで1604億ドル(約17兆6500億円)を持っていると言われています。そんなマスク氏ですが、記事作成時点で本人が持つ多くの不動産を売り払って、40平米にも満たない小さなプレハブ小屋に住んでいるのですが、その理由について本人自らが語っています。

記事作成時点でマスク氏はSpaceXのテキサス州にあるロケット打ち上げ施設内に建てられたプレハブ小屋に住んでいます。会社の敷地内に住むということはSpaceXのプロジェクトに専念するためであろうことは予測できるのですが、この家は1階建てで広さが400平方フィート(約37平米)と大金持ちが住むにはやや手狭な印象を受けてしまいます。

実際、マスク氏は以前、売却額が3750万ドル(約41億円)となったサンフランシスコの豪邸に住んでいました。しかし、同氏は「豪邸に住む生活はやめる」とTwitterで報告したのち、本当にほとんどの不動産資産を売却。そして、2021年6月のTwitterの投稿でマスク氏は5万ドル(約550万円)の家に住んでいることを明かしました。しかし、当の本人は住んでいる家を気に入っているようで、「なんかスゴイ家ですよ」と語っています。

同氏のファンやメディアの報道によると、マスク氏は住宅関連のスタートアップ企業「Boxable Casita」が作成した「持ち運び可能で折り畳み式の家」に住んでいるとのこと。この家はワンルームマンションのような間取りとなっており、約37平米の正方形の空間に「キッチン」「バスルーム」「リビング」「ベッドルーム」が備わっています。実際のマスク氏の部屋ではありませんが、YouTubeのBoxablチャンネルが公開しているムービーで同氏が住んでいるのと同等の部屋の様子を見ることが可能です。

Boxable Casitaの折り畳み式の家は施行から1日で設置できる家ということもあり、耐震性等に不安はあります。しかし、災害時の仮設住宅としても使用できると考えられることから、今後はマスク氏だけでなく、多くの人がこのような家で過ごす未来も遠くないのかもしれません。