「クソコメ不要」YouTubeがスパムコメント撲滅に向けた新たな機能をテスト中

お気に入りのYouTuberのチャンネルのムービーを視聴するとき、みんなの反応が気になって、投稿されたコメントを読む人もいるはず。しかし、コメントの中には「Good」ボタンを多く押されているコメントの返信に関係ないサイトやフィッシングサイトに誘導するためのスパムコメントが投稿されているものです。YouTubeはこの現状を改善するため、新たな対策に乗り出しているとのことです。

スパムコメントが投稿される対象となるのは、一定の知名度を持っているYouTuberのムービーや何らかの理由でバズった動画などさまざま。YouTuberにとっては一定の知名度を得た証ともいえるのですが、視聴者への影響も考慮すると、スパムコメントはなくしたいと考えるものです。

なお、YouTube側もそんなスパムコメントの存在を認識しており、これらに対応するため、機械学習や人海戦術などを駆使して、日々膨大な量のコメントを自動的に削除しています。この結果、2021年の第4四半期だけで9億5000万以上のコメントが削除されているものの、これらで削除できるのはあくまでも氷山の一角だそうです。

そして、今回新たに導入された機能は「不適切なコメント判定を厳格化する」というもの。これはYouTubeの動画クリエイター側のコメント許可設定に新たに追加された項目で、スパムと思われるコメントが投稿されたら、表示有無の判定は「承認制」とし、コメント判定基準はこれまで以上に厳しいものになるようです。


具体的な判定基準は明らかになっていませんが、本機能は一部のYouTuberのアカウントで有効になっているようで、実際に効果があると判定されれば、全YouTuberに反映されるものと考えられます。

ペンギン議長の一言
こういった機能の追加でスパムコメントが激減する未来が早く来るといいですね。