Amazon創業者の航空宇宙企業「Blue Origin」の有人宇宙船が「ペニス」にしか見えず、海外で批判の声が殺到

画像: YouTube(Blue Origin)

Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏は2021年7月20日に同氏が設立した航空宇宙企業のBlue Originで有人宇宙船「ニューシェパード」に乗って高度100キロメートル地点の地球と宇宙の境界線に到達し、その後、無事に帰ってくるという有人宇宙飛行を成し遂げました。しかし、この時打ち上げられたニューシェパードの姿がペニスの形にしか見えず、大きな批判を集めているようです。

ベゾス氏はAmazonのCEOであった時代に従業員との問題を多く抱えていました。特に従業員への給与が低いことや、労働組合結成を阻止したことから批判の声が高まるようになりました。さらに、ベゾス氏は複雑な方法を用いることで税金の支払いを免れていたこともリークされたこともあって、アメリカでの好感度はかなり低くなってしまっていました。

そんな中、今回打ち上げられたニューシェパードは「人が乗り込む宇宙船部分」は半球状のドーム型でロケットの先端に位置しており、その下にある「ロケット部分が円柱の形状」で円柱の直径が宇宙船より細かったことで、奇しくも男性器の陰茎(ペニス)を彷彿とさせる形状でした。

そして、10分間という短い時間の宇宙旅行を終えて、帰って来たベゾス氏は「私はAmazonの従業員とお客様に感謝したいと思います。なぜならば、皆さんがこの宇宙旅行をするためのお金を支払ってくれたからです」と語ったことで、多くの人々の逆鱗に触れてしまい、批判的なコメントで溢れかえってしまったのです。

作家のダニエル・キブルスミス氏は「世界で最も裕福な男がペニス型ロケットで宇宙旅行に出かけた」とツイートすれば、民主党議員のアール・ブルーメナウアー氏が「宇宙旅行は富裕層のための非課税の休日で花い」とTwitterに投稿。医師で医療倫理の専門家でもあるコリーン・ファレル氏は「ジェフ・ベゾスが男根ロケットで10分間宇宙旅行するのに大金をつぎ込む一方で従業員には十分な生活費もトイレの時間すら与えられていない」とツイートしました。

これ以外にも多くの政治家が同様のコメントを残せば、多くの一般人も「ロケットに金を出すのではなく、気候変動対策や別のことに金を使え」といった声も寄せられているようです。さらには18万5000人以上の人々が「ベゾス氏が地球に戻ることを禁止する」請願書に署名する事態にも発展しています。

実際にベゾス氏がニューシェパードに乗って、宇宙旅行をしている様子はYouTubeのBrue Originチャンネルが公開しているムービーで確認することができます。

ペンギン議長の一言
ニューシェパードの形状を見ると、「ネオアームストロング・サイクロンジェット・アームストロング砲」が頭をよぎってしまいます。