2020年11月22日にスペインとフランスの国境に位置するピレネー山脈で1人でハイキングをしていたイギリス人のエスター・ディングリーさんがの消息が突然わからなくなってしまいました。行方不明から8カ月後の2021年7月23日にディングリーさんの家族を支援していた慈善団体が「行方不明地点の近くで人骨のようなもの」を発見したと発表。発見されたものがディングリーさん本人の骨か調査を行っているとのことです。
- Esther Dingley: Charity 'aware' of possible human bones found near where British hiker went missing | World News | Sky News
- Esther Dingley family call for clarity after claim human remains found in Pyrenees | UK news | The Guardian
ディングリーさんは6年前から行方不明となるまで、パートナーの男性であるダン・コレゲートさんと2人でキャンピングカーに乗ってヨーロッパ各地をハイキングするための旅行をしていました。行方不明当時、コレゲートさんはフランス南西部のジェール県にある農家でホームステイをしており、ディングリーさんは1カ月かけてピレネー山脈を単独でハイキングしていたそうです。
その後、ディングリーさんは「ピック ド ソーヴギャルドの山頂での自撮り写真」をコレゲートさんに送信したのを最後に音信不通となりました。写真を見たコレゲートさんは3日後にディングリーさんと再会する予定だったのですが、それが現実となることはありませんでした。
その後、ディングリーさんの家族にも彼女が行方不明になったことが伝えられ、慈善団体の「LBT Global」が家族をサポートしているとのこと。その後、LBT Globalの支援を元に捜索が続けられた結果、2021年7月23日に行方不明となったと思われる地点の近くで「人骨のようなもの」を発見。慈善団体を通してディングリーさんの家族にも、この事実が伝えられたそうです。
LBT Globalによると、「今回発見された『人骨と思しきもの』がディングリーさんのものであると確認されるまで、数日~数週間程度かかるかもしれません」と発表しており、詳細については今後の分析結果を待つ必要があるとしています。