「コロナ特需は収束」Nintendo Switchの販売台数が大幅にダウン、任天堂の第1四半期の決算報告で判明

任天堂が2021年8月5日に2021年第1四半期(2021年4月~6月)の決算報告を行い、2020年同期と比較して、Nintendo Switch本体の販売台数が22%減少したことを発表しました。投資家によると、Nintendo Switchは2020年の新型コロナ感染拡大による「巣ごもり需要」で大きく販売台数を増やしましたが、その勢いが鈍化しているのではないかと考えいてるとのことです。

任天堂の決算発表では2021年第1四半期の営業利益が前年同期比で17%減の1198億円となったことが明かされており、証券アナリストの予測値であった1293億円を下回る結果となりました。この原因としてはNintendo Switch本体の販売台数の低下が大きく影響したのではないかと考えられています。

Nintendo Switchは2021年4月~6月の間でNintendo Switch Liteの販売台数が前年同期比の半分以下である114万台に落ち込んだことで、Nintendo Switch本体の販売台数が445万台となりました。しかし、任天堂は2021年度の販売予測台数を当初より計画していた2550万台に据え置いており、2021年7月6日に発表したNintendo Switchの有機ELモデルの爆発的な売り上げに期待しているようです。

2021年10月8日に販売開始予定である新型のNintendo Switchは現行機のマイナーバージョンアップ版という形となっています。現行機よりも大型の有機ELディスプレイを搭載し、内蔵ストレージ容量が大きくなり、イーサネットポートを標準搭載していることを大きな売りとしています。しかし、性能面が現行機と同等であり、発売前のユーザー評価では好意的な印象はあまり得られていないようでした。

一方のSONYは2021年8月4日に四半期決算を報告しており、「PlayStation 5の販売が好調であり、これまでに報告した四半期決算の報告では過去最高の利益を計上した」と発表しています。