「聖書の節を覚えなかったから」10代の少年が7歳児を拷問して殺害、懲役20年の実刑判決が下される

2018年に当時14歳の少年が7歳のイーサン・ハウシュルツ君を「聖書の節を知らなかったから」という理由で拷問して死なせたとして、懲役20年の実刑判決が下されました。

イーサン君は家庭の事情もあり、その後見人として、ダミアン・ハウシュルツ容疑者の父親であるティモシー・ハウシュルツの元に預けられることになりました。イーサン君はこの家で生活する中で「聖書の節を覚えられなかった」として、父親であるティモシーの命令でダミアン容疑者に対し「イーサン君に罰を与えるよう」命じたとのことです。

ダミアン容疑者がイーサン君に課した罰は「1日2時間、重い丸太を担いで1週間かけて道を回る」というもの。その過程の中で容疑者はイーサン君を100回程度、殴る・蹴る・叩く等の暴行を行っていたそうです。

そして、ダミアン容疑者は衰弱したイーサン君を雪の中に埋めて、20分~30分放置。イーサン君は低体温症で死亡しました。イーサン君の遺体には大きな傷が複数あったことが報告されているとのことです。

記事作成時点で17歳のダミアン容疑者には第一級殺人に問われ、懲役20年の実刑判決が言い渡されました。また、イーサン君を虐待するよう指示したティモシー容疑者には虐待等の8件の容疑で2021年12月に裁判が行われる予定とのことです。なお、ティモシー容疑者の妻であるティナ容疑者にはイーサン君への虐待を防げなかったとして、5年の懲役刑が言い渡されています。