ヨーロッパで従来型Nintendo Switchが値下げ、任天堂「新モデル発売等の状況から判断」と説明

記事作成時点では2021年10月8日の有機ELディスプレイ搭載の新型Nintendo Switchの発売を控えている状況のため、新型Switchを買いたいと思っている人もいるはずです。そんな中、ヨーロッパでは新型の発売に備えて、従来型のNintendo Switchの価格が値下がりしているとのことです。

Eurogamerが報じた内容によると、イギリスの旧型Nintendo Switchの価格は279.99ポンド(約4万2400円)から259.99ポンド(約3万9350円)に値下げされているようです。この値下げはイギリスだけでなく、他のEU諸国でも同様に値下げされており、定価329.99ユーロ(約4万2600円)の本体価格が299.99ユーロ(約3万8800円)に引き下げられました。

なお、これらの価格は任天堂の公式ストアで更新されていますが、Amazon等のECサイトでは記事作成時点で価格のアップデートは行われていないとのことでした。この価格設定について、任天堂の広報担当者は「今回発表した価格はヨーロッパの『為替レートの変動』のほかに『Nintendo Switchの有機ELモデル』の発売を控えている情勢を踏まえて、今が価格の値下げを行うのに一番良い時期だと判断しました」と説明しています。

画像: 任天堂

日本での従来型のNintendo Switchの定価は(税込)3万2980円であり、ヨーロッパの値下げ後の価格よりも安いことから、有機ELモデル発売に向けて日本でも値下げされるかは不透明な状況です。しかし、新型モデルが発売後、高い需要が発生することになれば、従来型Switchの在庫を減らすため、大きな値下げが発生する可能性はあると考えられます。

2021年10月8日に発売される新型のNintendo Switchは「有機ELディスプレイ」を搭載し、従来モデルにはなかった「キックスタンド」「イーサネットポート」が標準搭載され、内蔵ストレージ容量の増加などの改良が施されています。これらの変更は基本的に外出先やテレビなどのモニタに繋いでゲームをしない人にはそこまで影響しないことから、一部の人々は「これを買うなら従来型で十分では?」というような意見が寄せられていました。