「助けてニャ!」大洪水で溺れていた子猫、男性に救出される

画像: KTXL-TV

2021年10月24日にカリフォルニア州で爆弾低気圧の影響で大雨が降り、多くの地域で洪水が発生しました。そんな中、同州のサクラメントに住む夫妻が浸水している道路上で溺れている子猫を発見し、救出したとのことです。

サクラメントのコテージ・パーク地区在住のスキップ・キャンベルさんによると、家の中にいた妻のナンシーさんが「外から変な音が聞こえた」と言ったことから、調査のために外に出たそうです。そして、腰までの高さに浸水した道路上を見ると「子猫の小さな頭がボコボコと動いている様子」を確認しました。この子猫は洪水に巻き込まれ、頭を水面に上げようと必死になっていたとのことでした。

スキップさんは「子猫をこのまま放置しておくと、長くはもたないだろう」と考え、浸水した道路に単身で入り、子猫を救出しました。そのときの様子はナンシーさんがカメラで撮影していたため、当時の様子はKTXL-TVのニュース映像で確認することができます。

スキップさんは当時を振り返り「道路は腰くらいの高さまで浸水していました。また、道路の形状からあまり先まで行くと一気に深くなってしまうので、気をつけながら子猫の元に向かいました」と語り、道路の形状が浸水の影響でわからなくなっていて、救出だけを考えず、自分の安全にも注意していたことを明らかにしています。

救出された子猫はとても元気で記事作成時点では救出したキャンベルさん夫妻の家で保護されています。夫妻は子猫を飼うかどうかは決めかねているようですが、スキップさんは「この子猫はとても落ち着いていて、野生化しているようには見えないし、本当に可愛い猫ですね」と語っており、子猫自体を気に入っている様子でした。

画像: KTXL-TV