「1発だけだしバレないよな……」ミサイルを他国に誤射したインド、指摘されるまで事実を発表せず

画像: Flickr (The U.S. Army)

パキスタンは2022年3月11日に2日前の3月9日にインド西部にある軍事基地から飛翔体が発射され、パキスタン東部のミアン・チャヌ市内に落下していたことを発表しました。インドは事実を指摘された後、ミサイルの誤射した事実を認めており、事故原因の調査を進めるとしています。なお、この事故による死傷者は出なかったとのことです。

パキスタン軍の発表によると、インドから発射された飛翔体は超音速地対地ミサイルと見られており、2022年3月9日の午後6時43分(現地時間)にインドのラジャスタン州にあるスーラトガルの軍事基地から発射されたそうです。

このミサイルにより、ミアン・チャヌ市内の一部建物や一般市民の所有物への被害が確認されましたが、幸いなことに怪我人はなかったことも報告されています。パキスタン軍で報道官を務めるババール・イフティカル氏は2022年3月10日に行われた会見で「この事件が起こった理由は何かは知りませんが、詳細についてはインド側が説明することだ」と述べ、会見の時点でインド側から何も説明がないことを示唆していました。

しかし、2022年3月11日になると、これまで無言を貫いていたインド国防省は「2022年3月9日にスーラトガルの基地内で定期メンテナンスを行っていたところ、技術的な誤作動によりミサイルが誤って発射されました」とコメントを発表。ミサイルがパキスタンに向けて発射された原因が定期メンテナンス中の問題であったことを認めました。

画像: Flickr (Anders Sandberg)

インド当局はミサイルを誤射してしまった件について、非常に重く受け止めているようで、調査委員会を設けて原因調査を行うとしています。また、パキスタン当局はインド側に対して、調査結果を共有するよう求めたとのことでした。