日本の競走馬「スモモモモモモモモ」の初勝利が海外でも話題になってしまう

2021年11月1日に大井競馬場で開催された第3レースにおいて、実況アナウンサー泣かせの名前が付けられた競走馬「スモモモモモモモモ」が初勝利を挙げました。これは日本の競馬ファンを中心に話題となりましたが、そのあまりの「名前の呼びにくさ」に海外でも取り上げられているようです。以降からは、実際に海外の記事で取り上げられている内容を(ほぼ意訳せずに)原文訳に近い形で記載します。

月曜日に初勝利を挙げた日本の競走馬「スモモモモモモモモ」がその名前からファンや有名人の心を掴むことに成功しています。同レースに出場したスモモモモモモモモはスタートから(先頭ではなく、中央らへんの集団である)中団に位置し、最後のストレートで先頭に躍り出ることに成功しました。

そして、日本のSNSユーザーはこの牝馬の「名前」と「勝利」を祝福するとともにアナウンサーにも称賛の声が送られています。(記事作成時点で)2万8300件以上の「いいね」がついたTwitterの東京シティ競馬が公開しているムービーでは泉悠介アナウンサーがゴール前の混戦中も噛まずに「スモモモモモモモモ」を連呼し、勝利を伝えている様子をみることができます。

なお、英語の実況を担当したボブ・ワーリー氏は「『スモモモモモモモモ』のイントネーションを間違えたかもしれない」と語っていますが、こちらも見事にゴール前の混戦の様子を噛まずに伝えています。この様子はワーリー氏自身のツイートで引用しているムービーで確認することが可能です。

スモモモモモモモモの名前は日本の早口言葉「李(すもも)も桃(もも)も桃(もも)の内」から名付けられており、英語で翻訳すると「Plums are peaches, and peaches are peaches, and plums and peaches are both types of peaches」という意味になります。

なお、日本では競馬人気が非常に高く、地方競馬全国協会は2020年にコロナ禍でありながら、80億ドル(約9100億円)の収益を上げたことが報告されています。

ペンギン議長の一言
海外の元記事では「李も桃も桃の内」が「mo」の数が多すぎて訳がわからないことになっていて、日本語って難しいんだなぁとしみじみ思いました。