アメリカのセブンイレブンにクマった珍客が来店

画像: YouTube(ABC7)

深夜のコンビニに行くと、酔っ払ったのか「変な珍客が来店する様子」をたまに見かけることがあります。アメリカのカリフォルニア州にあるセブンイレブンの店舗ではクマが店舗のドアを開けて来店しました。このときの様子を店舗にいた従業員が撮影したとのことです。

当日タホ湖の北岸に位置するオリンピックバレーにあるセブンイレブンで働いていたレイチェル・デュクシンさんは店舗の外のゴミ箱を漁っているクマの存在に気付き、911(アメリカの警察・消防局)に通報するために店内に入りました。

すると、ゴミ箱を漁っていたクマが店舗のドアを開けて入店してきたのです。その後、クマはハンドサニタイザースタンドを作動させて鼻を消毒し、入り口付近を物色していたそうです。セブンイレブンにクマが来店した時の様子はデュクシンさんが撮影しており、YouTubeのABC7が公開しているニュース映像で確認することができます。

デュクシンさんによると、現場に駆けつけた救急隊員がゴム弾を放ち、クマを追い払うことに成功し、店員に怪我はなかったとのことです。しかし、追い払ってから数時間後に戻ってきて、再びゴミ箱を漁っていたようで、人間に追い払われても気にしない強靭なメンタルを持っていたようです。

今回セブンイレブンに入店したクマの右の耳には黄色いタグが付いていますが、「これは以前に捕獲されたことを示すもの」です。カリフォルニア州魚類野生生物局に務めるケビン・トーマス氏は「セブンイレブンに入店する行動は野生のクマの行動ではありません。このクマは人間に食料を求める方法を学習し実践しているものと考えられます」と語っており、人家や会社から食料を得るための行動を覚えたタホ湖周辺に生息するクマの特徴であると述べていました。