「スターウォーズが好きすぎて」持ち運び可能なライトセーバーを実現した猛者が登場

画像: YouTube (ALEX LAB)

YouTubeのDIY系チャンネル「ALEX LAB」を運営しているアレックス・バーカンさんがスター・ウォーズの映画にヒントを得て、持ち運び可能なライトセーバーを発明しました。このライトブレードの刀身は華氏5072度の高温となっており、鉄をも切断できる威力を持っているとのことです。

バーカンさんは「スター・ウォーズ」シリーズの大ファンで、以前から映画内で登場する「ライトセーバー」を実現したいと思っていたそうです。これを現実にするため「2013年以降は電気分解を利用した水素生成技術に関する研究を進めてきました」と同氏は述べています。

今回バーカンさんが実現したライトセーバーは持ち運び可能なコンパクトなもの。彼は「このライトセーバーの重要なパーツは電解槽(電気分解槽)です。この電解槽によって大量の水素と酸素を生成し、これらの気体を任意の圧力に圧縮することができます」と説明しています。実際にライトセーバーが動作している様子は以下のYouTubeのギネス世界記録 公式チャンネルが公開しているムービーで確認することができます。

バーカンさんによると、今回開発されたライトセーバーはコンパクトな形状で「本物のライトセーバーを持っている感」があるとのことですが、そのコンパクトさ故の問題も抱えているようです。同氏は「フルパワーで30秒程度しか動作せず、少し動かしただけで刀身の長さも変わりますし、逆火の影響でたまにスパークします」と現状の課題を挙げていました。

なお、ライトセーバーを作ろうとしているのはバーカンさんだけではありません。同じくYouTuberのジェームス・ホブソンさんも独自のライトセーバーを作成しています。このライトセーバーは液体プロパンガスと酸素ガスのタンクから動力を供給する形のもので、コンパクトな形状ではないものの、刀身を維持する時間もバーカンさんのものより長くなっています。

そんなホブソンさんについて、バーカンさんは「良いライバルであり、仲間でもあります」と語っており、互いに切磋琢磨しながら、より良いライトセーバーを実現できるようにしたいと抱負を語っていました。