飛行機内で新型コロナにかかった女性、機内感染を防ぐためにトイレ内で5時間の自主隔離を実施

画像: TikTok (Marisa)

記事作成時点において、新型コロナウイルスオミクロン株が世界的に流行しており、多くの国で感染者数が激増しています。そんな中、アイスランド航空の飛行機に乗ったアメリカ人の教師が機内で新型コロナウイルスに感染していることがわかり、自主的にトイレに隔離されていたとのことです。

2021年12月20日にアイスランドへ向かうため、シカゴ発レイキャビック行の便に搭乗したマリサ・フォティオさんは飛行中の機内で突然喉が痛くなり始めました。当時、彼女は新型コロナ用の簡易検査キットを持っていたため、すぐさま検査を行うことにしたそうです。

その後、フォティオさんは機内のトイレで簡易検査を行ったところ、陽性を示す結果が出たことが判明。「機内にいる150人の乗客に新型コロナを移してはいけない」と考えた彼女は客室乗務員に「新型コロナ陽性の可能性があるので、トイレに自主隔離します」と伝え、残りの時間をトイレで過ごすことを選びました。

当時の様子は彼女のTIkTokアカウントMarisaのショートムービーを公開。トイレ内ですが、フォティオさんの元気な様子がムービーで確認することができます。なお、このとき持ち込まれている飲み物や食べ物は客室乗務員が手配してくれたのだそうです。

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彼女は当時を振り返り、かなり窮屈な状況ではあったそうですが、客室乗務員を務めるラクニルドゥル・ロッキー・エイリクスドッティルさんの配慮でトイレでの5時間のフライトを乗り切ることができたと語っていました。

レイキャビックに到着したフォティオさんは現地のホテルに隔離されることになり、クリスマスも1人で過ごすことになったそうです。

しかし、飛行機を降りる際に連絡先を交換していたエイリクスドッティルさんから「楽しい休日を過ごせるように」と花と小さなクリスマスツリーが贈られてきたようで、フォティオさんは「クレイジーな体験をしましたが、彼女は本当に天使のような人でした」と感謝を述べていました。