「まるで芸術作品」CGをほとんど使わない「ポカリスエットのCM」が海外で話題に

画像: YouTube(ポカリスエットCM|「でも君が見えた」篇 60秒)

映画などの映像作品において、CGやVFXを入れて、場面を強調するのが当たり前になっています。しかも、記事作成時点では特殊効果を入れるのも安価に実現できるようになり、これらの技術を使わない映像作品はほとんどないといっても過言ではありません。しかし、大塚製薬が公開した「CGのような」「でもCGをほとんど使っていない」ポカリスエットのCMが公開され、海外で話題になっています。

このCMは高校生に扮した女優の中島セナさんが学校内の通路を駆け抜けていくというもの。駆け抜けていく通路はグニャグニャと上下にうごめき、幻想的な雰囲気を醸し出すことで、青春時代の爽やかな場面を演出しています。(実際のCMはYouTubeの大塚製薬 公式チャンネルが公開しているCMで確認できます)

この映像を見た人の多くは「どうせ『CG』や『VFX』などを多用しているようなのだろう」と考える人が多いはずです。しかし、大塚製薬は、このCM撮影風景を別のムービーで公開しており、ほぼ全ての工程をCGなしで撮影していることがわかります。

画像: YouTube (ポカリスエットweb movie|『Behind the Scenes of POCARI SWEAT』))

このムービーは海外でも話題を集めており、「CGもいいけど、こういうプラクティカル・エフェクト(CGなどに頼らない特殊効果)も素晴らしいよね」「CGでは感じられない特別な何かを感じる」「このCMを作ったスタッフはグラビティデイズ2のCMを作成した関係者かな?」など、CMや大掛かりな撮影セットを作成したスタッフを絶賛するコメントが多数寄せられていました。

このポカリスエットのCMの撮影風景は以下のムービーから確認することができます。