シン・エヴァンゲリオンの総監督・庵野秀明氏「国民的アニメ作品のリメイク制作の報道は嘘」と発表

画像: flickr(Antonio Tajuelo)

2021年3月8日から全国で上映が開始された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」は記事作成時点で興行収入が82億円を超える大ヒットを記録しています。同作品のほか、「シン・ゴジラ」もヒットさせた庵野秀明監督の動向については注目を浴びており、週刊新潮の2021年5月6日・13日号にて「庵野氏が誰もが知る国民的アニメ映画監督作品を製作する」との報道されました。しかし、同氏が代表を務めるアニメ制作会社のカラーが「そのような事実はない」とこの報道を否定しています。

エヴァンゲリオンは1995年にテレビ放送が開始された「新世紀エヴァンゲリオン」から始まり、リアルな思春期の少年の心情を描くなど人々の共感を得られる内容であったことから、国内外で多くの支持を集めました。そして、2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で25年もの長きに渡って続いてきたシリーズ作品が完結することもあり、「エヴァンゲリオンがどのように完結するのか?」が注目されており、同作品の大ヒットにも繋がっています。

そんな中、「庵野秀明氏が現在、誰もが知っている国民的アニメ映画監督の代表作のリメイク作品の制作に携わる予定」と週刊新潮が報じると、日本では「もしかして『シン・風の谷のナウシカ』とか『シン・ルパン三世 カリオストロの城』か?」との声が寄せられ、海外では「それは『シン・クレヨンしんちゃん』もしくは『シン・サザエさん』ではないのか?」といった憶測が流れました。

しかし、庵野氏が代表を務めるカラーは2021年5月16日に同社Webサイトにて「そのような事実はございません。」と発表し、週刊新潮の記事内容を完全否定しています。また同社のTwitterアカウントでも「事実ではない」と声明を出しており、週刊新潮の記事で「庵野氏がリメイク作品に携わる予定」とリークした関係者いないと説明しています。