テスラCEOの発言以降、ビットコインの価格が10%近く上昇する

ビットコインは2021年に入って、1コインの価値が6万ドル(約660万円)を上回ったものの、中国や諸外国の規制や環境問題によるテスラCEOのイーロン・マスク氏の発言などにより、記事作成時点では大きく値段を下げてしまいました。しかし、2021年6月14日にマスク氏がTwitterでビットコインについての発言以降、10%近く価格が上昇したことが明らかになりました。

ビットコインはテスラ社が2021年2月に15億ドル(約1640億円)分のビットコインを購入すると発表し、 同社製品のビットコイン決済を可能にすると発表しました。しかし、ビットコインのマイニングは高い消費電力を要することから、環境影響が叫ばれるようになります。

これを問題視したマスク氏はTwitterで「ビットコイン決済を止める」と発表。わずか2カ月以内で同社のビットコイン決済ができなくなりました。ビットコイン決済中止により、テスラの保有する大量のビットコインが全て売却されることを恐れた投資家は一斉にビットコインを売却し、結果的に大きく値崩れしました。

このようにビットコインの価値はマスク氏の発言によって、価格が影響する状況が続いています。そんな中、2021年6月14日にマスク氏はTwitterで「テスラが保有するビットコインは10%ほど手放したのは事実ですが、まだ大半のビットコインは保持しています。将来的にビットコインマイニングにクリーンエネルギーが使用されるようになれば、テスラはビットコイン決済を再開します」と発言しました。

この投稿以降、ビットコインは価格が9%以上上昇し、一時39838.92ドル(約440万円)の値段が付きました。また、これ以外にもソフトェア企業のMicroStrategyが5億ドル(約550億円)分のビットコインを購入したことも明らかになっています。

このため、ビットコインの価格は再び上昇気流に乗ってくる可能性があるのかもしれません。

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テスラがビットコイン決済を始めると発表した記事は以下から確認することが可能です。
また、ビットコイン決済を止めることを発表した記事は以下から確認できます。